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jirikihongan-kaiun blog

国家公務員総合職・外務省専門職受験へのハードルを 少しでも下げたり、英語 や 多言語化に取り組みたい人へ大きな助けになるブログを目指します。

【国家総合職・外務専門職】 番外編「森潤、家を買う。」(1) 

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「森潤、家を買う。」結論は、奥さんの旧実家の跡地に家を建てましたが、家を建てるにあたっての回想録を書きたいと思います。

(1)家を買うに至った経緯

 賃貸に住んでいましたが、もうそろそろ、賃貸を出たいと言う妻の強いリクエストがきっかけです。当時、結婚3年目で 2年間継続して 不妊治療するも 中々結果が出なかった時期でした。今思えば、その隙間を埋めたいと言う気持ちが、妻と小生にありました。あとは、妻と妻の実家が、森潤って男の度量を見定めていたんでしょうね。固定資産税対策で 残されていた古民家を取り壊して新たに家を建てることになりました。土地は、妻が遺産相続することになったようです。

(2)モデルハウスへ行く

 もう、妻の中では、どういった家を買うのか モデルハウスへ行く前から決まっていたと思います。愛知県内の地元の工務店数社から、決めることになりました。結局、嫁のひと言、「木の家じゃなきゃイヤ。」これにつきます。「え~でも 木の家って高いし、結局、俺が全部お金払うんだし。どうなの?」心の中で叫んでいました。犬の遠吠えですけどね。物件を物色している時が、一番楽しいです。女性と付き合い始めたときのデートのような感じです。半面、どこの工務店の評判が良いのか、ネットの評判が 気になったりするのもこの時期です。ローンも組んで一生の買い物になるので モデルハウスのちょっとした所も細かくチェックが入ります。(例えば、ウッドデッキが雨で腐食まではいかないが、変色しているとどうなのだとか。)

 モデルハウスで休日に働いている方に本当に申し訳ありませんが、奥さんと大手住宅会社のモデルハウスを軽くディスってました。(とても高くて買えないやっかみもあるのでしょう。例えば、S社(一発でバレますが)は、可愛らしくて初々しい若い男の子を並べて、みんなビジュアル採用だとか(本当にゴメンなさい。))

nisshin.nha.or.jp

(3)決まった一社と打合わせを開始する。

 妻は、最初から、自分の実家と同じ工務店を使う肚づもりでいました。(本音を言いますが、自分自身の懐は痛まないので。)モデルハウス巡りをどうやら楽しみたかったようです。また、他の工務店も千鳥のノブさんばりに「ヒノキの色が、白い。」と軽くディスり 最初から「Out Of  眼中」でした。もともとの小生の肚づもりは、家の撤去費用も含めて 建物だけで2,400万円位で 頭金1,200万円で 10年完済を考えていました。しかし、現実はそんなに甘くありませんでした。建物の撤去だけで 400万円掛かり、結果3,700万円で 頭金を1,300万円積むことになりました。トホホ・・・。工務店と銀行にしてみたら、建物は、建てた段階でdepreciation(減価償却)が始まるので 土地を担保に取れるわ、家は売れるわ、20年ローン組ませられるわ、ホクホク顔です。(本当に取りっぱぐれない超優良債権です。)

(3)ローンシミュレーションで頭を痛める。

 

d.hatena.ne.jp

ちきりんさんのブログでおっしゃっていた通り、小生のような凡人が 20年も先を見通すことは 出来ません。本当に10年以内が目標でした。(だから、最初の小生の予算は、2,400万円でした。)

住宅ローン計算 - Office スタイル カタログ - Microsoft Office

とは言え、2,400万円を一気に10年で返済するほどの才覚は、今のところ無いので、発想の転換をしました。11年、12年~25年までの期間設定を細かく変えたり、頭金も 800万~1,300万円で ここも細かく分析をしました。結果大きく発想の転換もしました。

(3)-1 健康寿命を延ばし「ピンピンーコロリ」で生涯現役を目指す

 前のブログにもコメントしましたが、社会との関わり や 入社当初から団塊世代に「あんた、年金もらえないよ。」と言われ続けている就職氷河期世代にとって 本人が望む望まない関係無しに 生涯現役を目指さざるを得ません。となると、20年後も生活費を稼ぐために働いているでしょう。であれば、最大20年ローンを組んでもさして問題は無いと判断しました。

(3)-2 繰り上げ弁済を狙う

 20年ローンを組みつつ、財形貯蓄を継続する。10年固定低金利を取っているので10年後 低金利であれば そのままローンを継続する。もしそうでなければ、繰り上げ出来る分だけ 繰り上げ返済を実施し、あわよくば ちきりんさんの言う10年完済を目指す。(非常に難しいですが・・・。)うちの嫁さんの実家も自営業を営んでいますが、銀行は、住宅ローンはほぼ無審査に近い形でお金を貸してくれるが、事業に関しては非常にシビアだ と。なので 住宅ローンで低金利で資金を調達しておいて そのお金で スモールビジネスを営むのも考え方として ありかなあっと思います。

ちきりんさん、本当は 10年ローンしたいけど 現実、色んな事情が絡んで 庶民には 難しいです・・・。

問い)

小泉総理大臣演説

ボアオ・アジア・フォーラム」におけるスピーチ(中国海南島
「アジアの新世紀─挑戦と機会」

朱鎔基中国総理、
イ・ハンドン(李漢東)韓国国務総理、
タクシン・タイ首相、
ホーク元オーストラリア首相、
御来席の皆様、 平成14年4月12日
於:中国海南島ボアオ


 ボアオ・アジア・フォーラム第一回年次総会に参加でき、光栄に思います。
 主催者であるボアオ・アジア・フォーラム及び本総会の開催を側面支援している中国政府に感謝申し上げます。
 海南島は、経済特区として、また太平洋に面したその地理から、開放志向のアジアを象徴する地です。また、古くさかのぼれば、8世紀、仏教を日本で広めるために鑑真和上は渡日を何度か試みましたが、船が漂着した島としても知られています。最後は失明してまでも渡日した鑑真和上は、今でも日本国民から慕われています。鑑真和上は、薬についての知識も深く、聖武天皇の皇太后の病を治す働きもされました。和上が開いた唐招提寺は、ギリシャ建築様式の影響が見られることでも知られています。精神文化と世界的な知識を国境を超えて共有する上で、鑑真和上は多大な貢献をされたのです。
 このような海南島は、アジアの向かうべき新世紀のあり方を論じるのに誠に相応しい場所です。

 御列席の皆様
 私たちがこの地域の繁栄のために追求すべき新世紀の価値とは一体何でしょうか。それは、「自由」、「多様性」、「開放性」であり、これらが平和と発展のための原動力ではないでしょうか。
 まず、「自由」とは、申すまでもなく、政治的には民主主義と人権の尊重であり、経済的には市場経済の発展です。そしてこの両者はその発展において相互に補強的なものです。紆余曲折はあるにせよ、20世紀の後半よりこの地域は全体として大きな前進を遂げつつあります。経済の発展に伴う中産階級市民社会の誕生と成熟が、民主政治制度への移行とその改革を必然のものとしているのです。このアジアの歴史的な流れに、私たちは自信を持って良いでしょう。
 第二に、このアジアの発展は、勿論、各々の歴史や社会的文化的価値を背景にした多様なものです。発展の仕方や速度に差異があるのは当然です。しかし、「多様性」を尊重し、全体として互いに良い影響を与えながら同じ目標に向かって前進すること、このことが重要です。換言すれば、偏狭なナショナリズムや独善を排して互恵平等の協力を進めながら繁栄する、これが指導原則でなければなりません。
 第三に、この地域の協力は閉鎖的なものではなく、開放的でなくてはなりません。グローバル化の進む世界経済の中で、また欧州、米州などで経済統合が進む中で、アジアの域内及び他地域との協力は、開放性、透明性をもって進めていく必要があります。
 アジアは民族の区別を超えて地域協力を追求していくことによって、世界に範を示すことになるのです。

 それでは、自由、多様かつ開放的なアジアの繁栄を追求していく上で、私たちが直面している具体的挑戦は何でしょうか。私は、「改革」、「協力」、そして「世界への発信」という三つの課題について語りたいと存じます。

 御列席の皆様
 私は、本年1月のASEAN諸国歴訪の際にも強調しましたが、アジア地域全体の更なる発展のためには、まず、各国経済がその強靱性と競争力を高める必要があると考えます。そして、その鍵は「改革」です。すなわち、各国がそれぞれに、また力を合わせて全体としての経済構造改革に取り組むことで、地域としての競争力を強めていくことです。
 この点では、まず、アジアのGDPの約六割を占める日本の構造改革と経済再生の成功が何より重要であることは、私自身よく承知しております。
 1990年代を通じて、日本では改革が試みられましたが、十分ではありませんでした。昨年4月の総理就任以来、私は、「改革なくして成長なし」との方針の下で、構造改革を加速化することを最優先課題としてきました。日本の過去の成功は、新しい環境では、むしろ足かせとなっていたのです。政府から民間へ、中央から地方へと経済のイニシアティブを早く移さなければならないのです。これまでのやり方を抜本的に変えることは多大な苦痛を伴いますが、日本とアジアの将来のために、私は改革をやり抜く決意です。
 この構造改革には、今後二、三年間での不良債権の最終処理、特殊法人の見直し、郵政事業の民営化、民間の自由な経済活動を阻害する規制の撤廃、硬直化した財政や社会制度の改革が含まれます。
 これらの改革は既に実施されており、日本経済、特に民間の新しい力は既に動き出しています。例えば、株式の持合は急速に解消しており、「系列」を超えた合併、業務提携が進んでいます。特許の国際出願も急増しています。
 外国資本も、日本への投資を活発に行っており、日本経済の再活性化に少なからぬ役割を演じています。日本の複数の自動車メーカーでは、外国人最高経営責任者が立て直しの指揮を執っており、また流通業にも外国資本の参入が続いています。
 中国においても、江沢民国家主席、そしてここにご出席の朱鎔基総理を始めとする指導者及び国民の努力によって、改革・開放が進められています。日本が中国の友邦として、このような努力を支援してきたことを誇りに思います。
 中国の経済発展を「脅威」と見る向きもありますが、私はそうは考えません。私はむしろ、中国のダイナミックな経済発展が日本にとっても「挑戦」、「好機」であると考えています。中国の経済成長に伴う市場の拡大は、競争を刺激し、世界に大きな経済機会を与えることでしょう。また、日中両国は、産業構造が異なっているので、「相互補完」関係を強化することも可能です。日中経済関係の進展が日本の産業のいわゆる「空洞化」をもたらすと恐れるのではなく、日本での新産業の育成と中国市場への展開を通じて、日本の産業の「高度化」を図る「好機」と捉えるべきです。私は、両国経済の改革という二つの歯車をうまくかみ合わせながら、両国経済関係を前進させていきたいと考えます。
 この関連で、中国がWTO体制に円滑に移行し、国際的な経済ルールに則った対応をとること、また、ASEAN諸国を含めたアジアの地域経済との協調を図っていくことが極めて大切です。同時に、ASEAN諸国も投資環境改善などで自助努力を強化し、新たな競争に勝ち抜いていく必要があります。そのために日本としても必要な支援を行っていきます。
 このようにして、日中両国が改革と相互依存関係強化の途を進みながら、他のアジア諸国の経済構造改革と調和を図っていく、それがより大きなアジアの協力体制を築いていくことになるのです。

問い)

 御列席の皆様
 1月のシンガポール演説では、私は東アジアに焦点を当てた協力について述べましたが、本日は中央アジア西アジアも含めた広いアジアの協力を呼びかけたいと思います。とりわけ、エネルギー、環境、通貨・金融、貿易・投資、そして開発協力の五分野で、新たな協力のはずみをつける必要があります。
 まず、アジア経済の順調な発展のためには、エネルギーの安定供給が必要ですが、この面での協力体制は十分と言えるでしょうか。エネルギー需要は全世界で増加しており、特に成長著しいアジアでは、今後も大幅に増加する見通しです。しかし、石油供給の多くを中東に依存している一方で、石油備蓄は一部の国を除き殆ど整備されていません。70年代から石油備蓄に取り組み、現在約160日分の備蓄を有し、また省エネルギーに取り組んできた我が国は、経験や技術を各国と共有し、地域のエネルギー安全保障強化に貢献したいと考えます。
 また、エネルギー供給源として有望な中央アジア諸国とのエネルギー協力の推進を呼びかけたいと考えます。このような協力を具体化するために、本年中に、日本から、中央アジアに対して、産官学合同の「シルクロード・エネルギー・ミッション」を派遣したいと考えております。
 環境保護分野では、この地域の協力を更に強化する余地があります。日本は、ODAの三割以上を環境分野にあてていますが、その多くをアジア向けとしています。この海南島でも、熱帯林の保全と利用に日本は協力しています。環境破壊を伴わない、持続可能な開発を実現するための努力が必要であり、そのために地域の全ての国が力を合わせる必要があります。日本は、過去、公害問題等を克服してきた経験に基づいて、アジア諸国の環境問題の解決に向けて、今後一層積極的に貢献するつもりです。
 通貨・金融分野でも、地域協力が着実に進展しつつあります。1997年のアジア通貨危機の際、日本は、アジア諸国の危機の克服のために多額の支援を行いました。アジア地域では、「チェンマイ・イニシアティブ」の具体化が進んでおり、日本は、韓国及びASEAN三カ国に加え、先月には、中国と二国間スワップ取極を結んだところです。日本は、域内の政策対話など、アジア地域の通貨・金融の安定に向けた協力に積極的に取り組む方針です。IMFを中心とする国際金融システムを補完する地域協力のあり方について、皆さんに議論して頂きたいと考えます。
 貿易・投資分野では、アジアの情勢は決して楽観できるものではありません。回復の予兆は見られるものの、昨年はIT貿易の落ち込みがあり、また製造業への直接投資も1997年危機の落ち込みから回復したとは言えません。構造改革、競争力強化、事業環境の改善を通じて景気回復と貿易・投資の一層の発展を図る必要があります。
 また、欧州、米州での地域統合の進展の中で、私たちの地域の経済連携ないし統合を如何に進めるべきかが、検討課題となっています。既にこの地域の各国や、ASEANのようなグループにより、貿易、投資等の分野での統合の努力が進んでいます。日本もシンガポールとの経済連携協定に続いて、ASEAN 10カ国との間での経済連携強化のための作業を開始しました。また韓国、メキシコと自由貿易地域(FTA)についての産官学研究会を進めます。日本は、WTOにおけるグローバルな取り組みを中心としつつ、今後各国や地域との経済連携FTAを積極的に推進していく考えです。
 これらの個別の努力を、今後は有機的に結びつけ、より広い地域的経済統合に結びつけることが私達の戦略的な課題です。EUでは、半世紀をかけて、このような努力を積み重ねてきました。私たちの地域でも長期的な取り組みを要することは明らかです。この地域の経済統合をいかに図っていくべきかについて、このフォーラムでの活発な議論を期待しています。
 東アジアでは、多くの国が、開放的な貿易・投資関係を利用して、経済発展を遂げ、新興経済として現れてきました。これらの諸国で、日本の経済協力が、経済発展に効果的に活用されたことは、日本としても誇りに思います。しかし、アジアには、まだ開発の遅れた多くの途上国があります。これらの諸国に対して、基礎的なインフラ整備、保健・貧困対策、人材養成での支援を、日本としても続けていく考えです。
 アジアでは、比較的進んだ諸国が力を合わせて、遅れた諸国を支援するという素晴らしい試みがなされています。日本は、この「南南協力」を、アジアで一層推進していきたいと考えており、既に、シンガポール、マレイシア、タイ、フィリピンをパートナーとして、他のASEAN諸国、東チモールに対して、支援を共同で実施しています。
 アジアの諸国が発展し、援助される側からする側に転換しつつあることは、アジアでの肯定的な動きとして歓迎します。例えば、東アジアの後発開発途上国LDC)が集まるメコン地域の開発では、日本からの支援と、周辺諸国からの支援が効果的に組み合わされ、開発に有効に役立てられています。
 また日本は、すべてのLDC産品に対する無税・無枠の市場アクセスの供与という目標に向け努力します。
 次に話を、アジアから世界に移したいと存じます。

 御列席の皆様
 世界に対してアジアからの声を発信し、世界の繁栄を築く作業にアジアとして参加することも、私たちの大きな課題です。もとより、アジアは、人口で世界の約六割を占め、また世界の成長センターとして、世界経済の中で非常に重要な地位を占めています。アジアの明確で責任ある態度が、世界経済の運営に不可欠です。
 「アジア」という言葉は、「日の出」を意味するアッシリア語の「アス(asu)」に由来すると言われています。アジアは、米州やアフリカが独立した大陸であるのとは、趣が異ります。アジアは、ユーラシア大陸の中で地続きで、また、海路を通じ他の地域にも繋がっています。つまり、アジアでの協力は必然的に世界の協力と結びついているのです。
 翻ってみますと、現在の世界経済は、「テロに屈しない世界の構築」、「貿易・投資の拡大」、「持続可能な発展の確保」の三つの大きな課題に直面しています。
 テロは人命のみならず経済全体をも脅かすものです。「テロに屈しない世界の構築」のためには、まず、既に述べたように、私達自身の経済の安定と再活性化が不可欠です。米国では、景気回復の動き、我が国経済では底入れに向けた動きが見られるなど、新たな回復への明るさも見られます。
 このような努力と共に、テロとの闘いのために、そしてテロの問題に苦しむ地域への支援のために、私たちが力を合わせることが必要です。私たちは既にアフガニスタンにおけるテロとの闘い及び復興支援でこの地域としての協力を積極的に行っています。アフガニスタン和平及び復興にこの地域諸国が手をさしのべ続けることが重要です。アフガニスタンを再び「忘れられた国」にしてはならないのです。
 また、テロとの闘いにおいては、テロ資金、情報セキュリティ、大量破壊兵器やその運搬手段の不拡散等の対策の強化と、テロの防止と根絶のための国際システムの構築に、この地域の諸国が積極的に参画していく必要があります。
 「貿易・投資の拡大」のためには、WTO新ラウンドの成功が重要です。自由で開放的な貿易・投資体制に立脚して発展してきたアジアとして、世界的な貿易・投資ルールの改善・強化に貢献すべきです。WTOに未加盟の途上国の参加を支援し、更には途上国の貿易・投資を通じる開発を支援するために、我が国は、能力開発、制度整備、腐敗防止等の協力を推進していきます。EUの深化・拡大や米州自由貿易協定への動きと、アジアの地域的連携・統合の動きを、今後どのような世界貿易・投資秩序に結びつけていくのか─この点も皆さんの重要な議題になると思います。
 「持続可能な発展の確保」のためには、環境の保護と開発を共に達成することが重要です。全世界の二酸化炭素の約三割を排出しているアジアとして、地球温暖化問題に対し緊急に取り組まなければなりません。日本は京都議定書で約束した困難な課題に果敢に取り組んでいます。この地域の大排出途上国も、燃料転換や省エネルギーを進め、温室効果ガスの更なる削減に向かうことを強く希望します。地球温暖化について、全ての国が参加する共通のルールの構築に向け、我々アジア諸国が手を携えてリードしていこうではありませんか。
 ヨハネスブルグでの「持続可能な開発に関する世界首脳会議」には私も出席する方向で検討をしていますが、この会議に向けて、各国が経験、戦略、責任を共有しながら力を合わせていくという「グローバル・シェアリング」の原則を強く訴えたいと思います。とりわけ、持続的に経済成長を遂げてきているアジアは、その経験を発信することで大きな貢献をすることが可能です。このようにして、世界で最も貧困にあえぐアフリカ諸国との連帯をこれまで以上に強化していくことにもなるのです。

 御列席の皆様
 アジアのこれまでの成功を活かしながら、新世紀の課題に応えるべきとの私の考えを申し上げました。自由、多様性、開放性という基本的価値を共有し、改革と協力を実施し、世界に向けて力強く発信していくことが、私たちに求められています。改革は、それぞれの国にとっては、痛みを伴う事もありますが、それは歴史的な変化に伴わざるを得ないものであり、私たちの連帯で、乗り切っていけないはずはありません。私たちが将来に負う責任もまた重いのですが、私たちはよくその挑戦に耐える力を持っていると確信します。
 今回設立されたボアオ・フォーラムでは、「自由」、「多様」で「開放」的な議論が闊達に交わされることが、その成功の鍵だと思います。
 昨晩、私は、中国伝統の花火を、他の出席者の皆様とともに堪能させていただきました。中国での発明に起源を持つこの芸術が、世界の人たちを照らし、楽しませているように、アジアの輝かしい将来を指し示す鮮やかな花火が、このフォーラムから打ち上がることを期待しております。
 御清聴ありがとうございました。

英訳)

"Asia in a New Century - Challenge and Opportunity"
Speech by Prime Minister of Japan, Junichiro Koizumi at the Boao Forum for Asia

12 April 2002
Boao, Hainan Island, People's Republic of China

Your Excellency, Premier of the State Council of the Peoples' Republic of China, Zhu Rongji,
Your Excellency, Prime Minister of the Republic of Korea, Lee Hang Don,
Your Excellency, Prime Minister of Kingdom of Thailand, Taksin Shinawatra,
Your Excellency, Former Prime Minister of Australia, Robert Hawk
Ladies and Gentlemen,

It is a great honor for me to stand before you today at the First Annual Conference of the Boao Forum for Asia. I would like to express my appreciation to the organizers of this meeting--the Boao Forum for Asia and the Government of the People's Republic of China, which has provided support for the convening of this meeting.

As an economic special zone and faced to the Pacific Ocean, Hainan Island symbolizes the open character of Asia. Back in the 8th century, a monk named Jianzhen-on his way to Japan to teach the doctrines of Buddhism-found himself shipwrecked and washed upon the shore of this island. Even today the people of my country well remember the story of Jianzhen, who though blind finally succeeded in traversing the seas to Japan. Jianzhen brought with him a deep knowledge of medicine, even curing a disease afflicting the Emperor Shomu's mother. He established the famous temple, "Tosho-daiji" in Nara, which has a Greek influence in its architecture.

Jianzhen made a great contribution in sharing spiritual culture and knowledge of the world beyond national frontiers. Hainan Island with such a background, is an appropriate location to discuss Asia's future in the new century.

Ladies and gentlemen,
What values should we pursue for the prosperity of this region in the new century? I believe that the three values of freedom, diversity and openness are the driving forces behind peace and development in Asia.

Firstly, it goes without saying that freedom refers to democracy and human rights politically. Economically, it means development of a market economy. Political freedom and economic freedom are reinforcing each other in the process of their development. With some twists and turns, Asia as a whole has been taking significant steps towards freedom over the last half century. Transition to a democratic political system or its reform has been inevitable, as economic development has created the conditions for the emergence of a middle class and a civil society. I believe the historic trends that are apparent in Asia should be a source of pride for all of us.

Secondly, development in Asia has occurred against a background of tremendous diversity, where each country has its own distinctive history and social and cultural values. Naturally, we thus see differences in the processes and speed of development. While respecting diversity, however, it is important for us to promote our common interests and our shared goals, recognizing positive influences of each other based on differences among countries. In other words, we must leave behind parochial nationalism and dogmatism, promote mutually beneficial cooperation based on equality in order to enjoy prosperity - this should be our guiding principle.

Thirdly, our cooperation must not be of an inward-looking, closed nature, but one characterized by openness to the world outside Asia. In a world economy where globalization is advancing and economic integration, such as in Europe and the Americas, is proceeding, cooperation by Asia both within and with other regions must be pursued. This cooperation must be based on the principles of openness and transparency. I believe Asia should set an example for the world by seeking a regional cooperation that surpasses national and ethnic distinctions.
So, as we pursue prosperity in a free, diverse and open Asia, what are the specific challenges that face us? I would like to discuss three challenges: reform, cooperation and the importance of conveying Asia's message to the world.

Ladies and gentlemen,
When I visited the ASEAN countries in January, I emphasized my belief that for further development to take place in Asia as a whole, it is necessary to increase the economic resilience and competitiveness of each nation. Reform is the key to achieving this. Each country's individual reform efforts combined with our joint reform efforts will strengthen the competitiveness of the entire region.

I know that it is most important that Japan, which alone accounts for 60% of Asian GDP, be successful in its structural reform and the economic revival.

Since the 1990s, Japan has continuously tried economic reform, which was not sufficient enough. Since my appointment as Prime Minister a year ago, I have made the acceleration of structural reforms a matter of the highest priority. It is very clear to me that there will be "no growth without reform." In the new circumstances, Japan's past success has now become an impediment to further success. We have no choice but to transform ourselves from a government-led society to a private-sector-led society with more decentralization of power from central government to local governments. While this dramatic transformation will undoubtedly be accompanied by a great deal of pain, as are all historic transitions, I am firmly resolved to fulfill these reforms for the sake of both Japan and all of Asia.

These structural reforms include the final disposal of non-performing loans over the course of the next two to three years, the reform of government-affiliated corporations, the privatization of the post-office businesses, the abolition of regulations that obstruct free private-sector economic activities and reform of rigid fiscal and social systems.

These reforms are already underway, and the Japanese economy, in particular the private sector's new dynamism, is beginning to move forward. For example, with the rapid unwinding of the cross-holding of shares, mergers and corporate partnerships are beginning to replace the old keiretsu system. Applications for international patents are also rising dramatically.

Foreign investment in Japan is also playing a role in revitalizing Japan's economy. In some Japanese carmakers, foreign chief executive officers have been leading in restructuring activities, and foreign capital is also pouring into the distribution industry.

Here in China, President Jiang Zemin, Premier Zhu Rongji-who is present here today-other Chinese leaders, and the Chinese people themselves are advancing the cause of reform and openness. I am proud to say that Japan, as a friend of China, has been supporting such efforts.

Some see the economic development of China as a threat. I do not. I believe that its dynamic economic development presents challenges as well as opportunity for Japan. I believe a rising economic tide and expansion of the market in China will stimulate competition and will prove to be a tremendous opportunity for the world economy as a whole. Since there are differences in our industrial structures, Japan and China can strengthen their mutually complementary bilateral economic relations. I see the advancement of Japan-China economic relations, not as a hollowing-out of Japanese industry, but as an opportunity to nurture new industries in Japan and to develop their activities in the Chinese market. Our integrated efforts for economic reform in both countries should advance the wheel of economic relations.

In this regard, it is of utmost importance for China to behave in accordance with international rules by making a smooth transition into the World Trade Organization (WTO) regime and to promote harmonious cooperation with the regional economies of Asia, including ASEAN. At the same time, it is important for the ASEAN countries to improve their investment climate to spur their self-reliant efforts so that they will be able to overcome new competition. Japan will certainly provide the necessary support to help achieve these goals.

To advance reform and mutual interdependence between Japan and China, in a manner that is harmonious with reforms of other Asian nations -that is the way to develop a wider cooperation in Asia as a whole.

Ladies and gentlemen,
In Singapore in January, I spoke about cooperation that focuses on East Asia. Today I would like to call for a widened sphere of cooperation, including Central and West Asia. Above all, we must create new momentum for cooperation in the five areas of energy, environment, currency and finances, trade and investment and development assistance.

Firstly, the development of the Asian economy requires a stable supply of energy. But do we have a sufficient cooperative structure in place to ensure this? Energy demand is increasing around the world, but the greatest increase is foreseen here in Asia, an area of remarkable economic growth. We are dependent on the Middle East for the great majority of our oil, yet most countries in our region do not have the necessary oil stockpiles. Since the 1970s, Japan has been adding to its oil stockpile, which today stands to last 160 days. We have also been promoting measures for energy conservation. Japan is eager to contribute to the region's energy security by sharing our experience and technology.

I would also like to use this forum to call for cooperation with Central Asia, which has great potential as a source of energy. I will dispatch to Central Asia this year a "Silk Road Energy Mission," comprised of Japanese industry, government and academic experts, to encourage such cooperation.

Next, I believe we should increase regional cooperation in the environmental area. Today, more than 30% of all Japanese Official Development Assistance is for environmental assistance, the largest share of which is designated for Asia. Right here on Hainan Island, Japan is contributing to the protection and utilization of tropical forests. Efforts to achieve sustainable development without environmental destruction should be made, and all the countries of the region must tackle this together. Japan is ready to share its past experiences in combating environmental pollution in order to further promote cooperation for resolving various environmental problems in Asia. In currency and financial matters, regional cooperation is steadily advancing. Japan in 1997 helped the Asian countries out of economic and currency crises by providing a large amount of assistance. Cooperation is also progressing under the Chiang Mai Initiative. Japan has also concluded a currency swap arrangement with China last month, in addition to those concluded with three ASEAN countries and the Republic of Korea. Japan is eager to promote policy dialogue and cooperation for stability of currency and financial situations in Asia. I would like to ask you to discuss how regional financial cooperation could develop in support of the international financial system, the center of which is the IMF.

In terms of trade and investment, the situation in Asia today is one that we cannot yet afford to be optimistic about. Although we see some indications of recovery, during the last year IT-related trade plunged, and direct investment in the manufacturing industry has yet to recover from the setback of the 1997 crisis. To achieve economic recovery and promote trade and investment, we must actively pursue structural reforms, boost competitiveness, and improve the business environment.

Given the situation in both Europe and the Americas, how should we in Asia proceed with our own economic partnership or integration? On a country and sub-regional level such as ASEAN, economic integration in trade, investment and other areas is already being promoted. Following the conclusion of Japan-Singapore Agreement for a New Age Economic Partnership, work has also begun to further strengthen economic relations with all ASEAN 10 nations. The Study Groups by government, industry and academia will look into the possibilities for free trade agreements between Japan and the Republic of Korea, and between Japan and Mexico. In the future, Japan will promote economic partnership or free trade agreements with other countries and sub-regions, in addition to our multilateral efforts centered on the WTO.

Our strategic challenge is to bind together our individual efforts to create a more organic and expanded regional economic integration. Such efforts have been underway in the European Union (EU) for half a century. Why should we expect less for our region? I hope that this Forum will actively discuss how to achieve economic integration in this region.

In many countries in East Asia, open trade and investment have given birth to economic development and emerging economies. Japan is proud that our development assistance has been effectively utilized for their economic development. But still many countries have fallen behind, and Japan intends to continue helping these countries in the building of basic infrastructure, preservation of health, alleviation of poverty and development of human resources.

Asia also provides exemplary cases in which relatively developed countries have worked together to assist relatively less-developed countries. Japan is keen to see such South-South cooperation advanced in Asia. Japan has been conducting such joint cooperation with Singapore, Malaysia, Thailand and the Philippines to assist other ASEAN countries and East Timor.

We welcome the positive trend of Asian countries making the transition from being recipients of assistance to providers of assistance. A good example of this is the Mekong region development, an area home to some of East Asia's least developed countries (LDCs) and an area where effectively combined and utilized assistance of Japan and others is making a difference.

Moreover, Japan will make efforts toward the objective of making all imports from LDCs free from import quotas and tariffs.

I would now like to shift my focus from Asia to the world.

Ladies and gentlemen,
A great challenge that faces Asia is to collectively speak to the world and jointly contribute to world prosperity. Asia comprises approximately 60% of world population. As a force for world growth, we hold a critically important position in the global economy. It is vital for the management of the global economy that Asia's message be clear and responsible.

It is said that the word "Asia" has its origin in "asu," which means "sunrise" in Assyrian. Asia is different from the Americas or Africa, which are independent continents. Asia not only spreads across a large part of the Eurasian continent, but also has links to other regions through sea routes. Therefore cooperation in Asia inevitably stretches to worldwide cooperation.

Three large challenges currently face the global economy. These challenges are: building a world that does not yield to terrorism, expanding trade and investment, and securing sustainable development.

Terrorism threatens not only lives but also economies. A stable and revitalized world economy is indispensable in building a world that does not yield to terrorism. In the United States, signs of recovery are seen, and in the economy of Japan, movements towards bottoming are being observed.

In addition to such efforts, we must work together to support those countries that are suffering most from terrorism. We are actively cooperating in the fight against terrorism in Afghanistan and in providing reconstruction assistance to the region. It is important for all of us to continue to extend such support for peace and reconstruction. We should not allow Afghanistan to be a "country forgotten" again.

In addition, we must strengthen our measures concerning terrorist funding, information security and the non-proliferation of weapons of mass destruction and their systems of delivery. We should actively work in order to create an international system to prevent and eradicate terrorism.

To expand trade and investment, it is important for the new round of WTO trade negotiations to be a success. Asia, which has developed thanks to free and open trade and investment system, must now contribute to the improvement and strengthening of this system. In order to support non-WTO member efforts to join it and to facilitate development of developing countries, through trade and investment, Japan will promote a variety of cooperation, including human capacity building, institution-building and anti-corruption measures. How the increasingly integrated and expanded EU, the Free Trade Area of the Americas and the movement toward Asian regional integration will interact to form a global trade and investment structure-this should be one of the key agendas in this Forum.

Sustainable development requires us to simultaneously achieve environmental protection and economic development. Given the fact that Asia is responsible for approximately 30% of global carbon dioxide emissions, global warming is a particularly serious and urgent issue. Japan is working unflinchingly on the difficult tasks committed in the Kyoto Protocol. In order to reduce greenhouse gases, I sincerely hope that the Asian developing countries who are responsible for large emissions will promote policies for fuel conversion and energy conservation. We need common rules on global warming which should enjoy participation by all countries, and Asian countries should join together and take the lead for that purpose.

I am positively looking into the possibility of attending the W orld Summit on Sustainable Development in Johannesburg. In the run-up to this summit, I would like to make a strong call for the global sharing of experiences, strategies and responsibilities. Asia, which already has sustainable economic growth, can make a significant contribution by sharing its development experiences with the rest of the world. In this way, I believe we can strengthen our solidarity with Africa, the continent most burdened by poverty.

Ladies and gentlemen,
I have discussed today how the countries of Asia, building on their successes, should respond to the challenges of the new century. The reform and cooperation that I call for is based upon the shared values of freedom, diversity and opennes s. We should clearly convey our message to the world. This is what is required of Asia in the new century. As I mentioned earlier, reform may be accompanied by the pain that historic change requires, but I believe we will find strength in our uni ty of purpose. Our responsibility for the future is heavy, but I am convinced that we have the power and resource to meet such a challenge.

The success of this newly inaugurated Forum also depends on free, diverse and open discussion.

Last night, I enjoyed with the other participants a sp ectacular display of traditional Chinese fireworks. Just as t he Chinese invention of fireworks became a source of joyful i llumination for people throughout the world, I hope that this Forum will provide a burst of illumination: a beacon for a bright future in Asia.

Thank you.